マンガを電子書籍で読むのが一般的になった昨今。電子書籍専用タブレットのKindle Paperwhiteで、マンガを読む環境をより快適にしたいと考える方が多いのではないでしょうか。
しかし、Kindle Paperwhiteの容量は8GBと32GBに分かれているため、どちらのモデルを選べば良いのかが悩みどころです。Amazonの人気商品といえど、マンガを読む際のニーズをしっかり満たせるのか不安も抱いてしまうでしょう。
そこで本記事では、マンガを読むならKindle Paperwhite32GBがおすすめな理由を、モデルの特徴やメリット・デメリットとともに詳しく解説していきます。
記事後半では、自身に合った商品なのかを見極めるポイントも記載していますので、是非参考にしてください。
Kindle Paperwhiteについて
Kindle Paperwhiteは、快適に読書を楽しめるスペックを搭載したAmazonの人気商品です。
本体サイズは167mmx116mmx8.18mmと非常にコンパクト。wi-fiモデルが182g、wi-fi+無料4Gモデルが191gのため、旅行や出張先にも携帯しやすくなっています。
300ppiの高解像度ディスプレイは小さな文字も読み取りやすく、目が疲れにくいフロントライトが搭載されているので長時間の読書も快適。通知機能が無いため、メールや電話に気を取られることなく、マンガに集中できます。
ダウンロードした電子書籍はクラウドに保存しておけるので、本の置き場所を気にせず購入できる点も魅力的なポイントです。
必要に応じて明るさ調整や表示画面の拡大も可能。「横画面モード」に設定すれば、紙の本と同じように見開きで、マンガ一コマの細部にいたるまで満喫できるでしょう。
電子書籍専用端末として優れたスペックを有するKindle Paperwhiteですが、購入時に設けられている選択肢は使い勝手を左右する重要な要素です。
次の項目では、 Kindle Paperwhite購入時の選択による違いを詳しく解説しますので、1つずつチェックしていきましょう。
Kindle Paperwhiteは広告の有無が選択できる
Kindle Paperwhiteは、購入時に広告の有無を選択できます。広告あり・広告なしモデルの違いは次のとおりです。
・電子書籍を開いているときを除いて、広告表示が消えない
・本体カラーが4種類ある
・端末起動時にスワイプ動作が必要
・本体価格が広告なしモデルより2,000円安い
・広告表示がない
・スリープ画面を好きな画像に設定できる
・本体カラーはブラックのみ
・電源ボタンを押すだけで端末を起動できる
表示される広告は複数パターンあり、kindleストアの宣伝やおすすめの電子書籍情報といったものが主な内容です。スリープ画面、ホーム画面、マイライブラリの3か所で常に表示され、非表示への切り替えはできませんので注意しておきましょう。
広告なしモデルは起動がスムーズで、広告を誤タップせずにすむのが魅力。ただし、広告からお得な情報を入手できないので、予算に余裕のある方や快適性を重視する方におすすめのモデルといえます。
端末は4種類のカラーから選択
上記でも触れましたが、Kindle Paperwhiteの広告なしモデルは、本体カラーを4種類から選べます。
選択できるカラーは次のとおりです。
- セージ
- トワイライトブルー
- ブラック
- プラム
実際のイメージ写真はAmazonの販売画面で確認できるので、購入時の参考にしてください。
気に入ったカラーのKindle Paperwhiteなら、読書意欲の向上も期待できるでしょう。カバー購入の費用を節約できる点も魅力的なポイントです。
Kindle Paperwhiteは、電車内など人目につく場面での使用機会も多い端末です。デザインにこだわりを持ちたい場合は、広告なしモデルを選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
Kindle Paperwhiteで漫画を読みたい方は32GBがおすすめ!
Kindleストアから電子書籍をダウンロードするには、端末の保存容量を確保しておく必要があります。もし容量が不足していれば、Kindle Paperwhiteに保存した電子書籍を削除しなければいけません。
8GBのKindle Paperwhiteだと、この容量整理に要する時間と労力が増えてしまい、マンガを読むたびにストレスを感じてしまうことでしょう。手軽に電子書籍を楽しめるはずのKindle Paperwhiteが持つメリットも、享受できなくなってしまいます。
そのため、マンガを読むのが目的の場合は、保存容量に余裕があるKindle Paperwhite32GBを選択するのがおすすめです。
価格差とマンガの保存冊数を次項から解説していきますので、8GBと32GBの具体的な違いを確認していきましょう。
Kindle Paperwhite8GBモデルと32GBモデルの価格差
Kindle Paperwhiteは、32GBモデルの方が8GBモデルよりも2,000円高い価格に設定されています。この価格差は、広告ありと広告なしによって生じるものと同額です。
なお、ネット接続方法をwi-fi+無料4Gにする場合は、選択肢が32GBモデルに絞られます。
こちらのモデルは本体価格に通信量が含まれているので、自宅にwi-fi環境がなくても通信量を気にせず読書を楽しめるメリットがあります。外出先でもマンガをダウンロードしたい方は、wi-fi+無料4GのKindle Paperwhiteを選択するのがおすすめです。
購入後は容量変更できないことを考慮しつつ、マンガを読むのに適したモデル選びをしていきましょう。
Kindle Paperwhite8GBモデルと32GBモデルの違い
Kindle Paperwhite8GBモデルと32GBモデルとでは、電子書籍を保存できる冊数に大きな違いがあります。特に、電子書籍のマンガ・雑誌データは、活字メインの小説・ビジネス書と比較して、多くの容量が必要です。
容量ごとのマンガ保存冊数は次のとおりですので参考にしてください。
- 8GB:約100冊
- 32GB:約350冊
両者のモデルで保存冊数には3倍以上の開きがあり、電子書籍の整理に要するコストの違いは明らかです。特にマンガはシリーズ作品も多く展開されているので、マンガ好きな方ほどKindle Paperwhite32GBモデルがおすすめといえるでしょう。
Kindle Paperwhiteで漫画を読むメリット3つ
Kindle Paperwhiteには、スマートフォンや紙の本にはないメリットがあります。
タブレット端末でマンガを読む際に、次の要素を重視する方は購入後の満足度も高いでしょう。
- 直接目を照らさないため疲労が少ない
- 長時間バッテリーにより充電頻度が少ない
- マンガの購入費用を節約できる
それぞれの具体的な内容について、次の項目から詳しく解説します。
目に優しい
スマートフォンやパソコンの画面を長時間見ることで、目に疲れを感じた経験をお持ちの方は多いでしょう。これは、バックライトによる光の刺激が一因になっているケースが多く当てはまります。
Kindle Paperwhiteでマンガを読む1つ目のメリットは、目の疲れを軽減しつつマンガを読めること。その役割を担っているのがフロントライトです。
フロントライトは、電子ペーパー側に向けて光を放つ構造のため、直接目を照らしません。ブルーライトが目に入る量も抑えられるので、長時間マンガを読んでも目の疲労を軽減できるのです。
充電が長持ちする
Kindle Paperwhiteには、1度の充電で数週間の利用も可能な長時間バッテリーが搭載されています。スマートフォンの充電頻度から鑑みると、電池残量を気にせず読書に没頭できるのは、Kindle Paperwhiteならではのメリットといえるでしょう。
充電機器の携帯が省ければ、旅行や出張もより身軽になります。紙の本よりかさばらず、メンテナンスの手間も少ないKindle Paperwhitなら、より身近にマンガが楽しめそうです。
なお、Kindle Paperwhitの電池消費が増えるネット環境を利用するのは、基本的に電子書籍をダウンロードするとき。自宅でまとめてマンガを保存し、外出時はワイヤレス接続をオフにするなどの工夫で、電池消費を節約しやすいのも魅力の1つです。
通常価格より安く購入できる
kindleストアのマンガ本は、通常より安い価格で購入できます。タイトルによって割引率は異なりますが、紙の本と比較して4〜10%ほど安い価格でダウンロード可能です。
更に、定期的に開催されるAmazonセールを狙えば、より安価でマンガ本の購入が見込めます。Amazonポイントも付加されますので、予算の節約と並行しながらマンガを収集できるでしょう。
また、Kindle Unlimitedに登録すれば、月額980円(税込)で対象のマンガが読み放題です。
タイトルは限定されるものの、気軽に電子書籍のダウンロードができるので「読んだことのないマンガにも挑戦してみたい」といった方におすすめです。
Kindle Paperwhiteで漫画を読むデメリット3つ
快適にマンガを読めてお得に購入できるメリットを考慮しつつ、デメリットも確認しながら Kindle Paperwhiteの特徴を理解していきましょう。
具体的なデメリットは次の3つです。
- 読みたいページをすぐ開けない
- 購入できないタイトルがある
- 動作が遅い
主に読書中の使い方に関わる要素のため、紙の本と読み心地の差が気になる方は是非参考にしてください。
見たいページに一気にいけない
紙の本をパラパラめくるように、見たいページをすぐに開けない点は Kindle Paperwhiteでマンガを読むデメリットの1つです。
ページめくりの際には一瞬画面の色が反転し、ワンクッションおいてから次ページが開かれます。目次から各章には飛べますが「お気に入り戦闘シーンの一コマ」「かわいいキャラクター描写になってるあのページ」といったピンポイントの移動はできません。
マンガを何度も読み返して楽しみたい方にとっては、ストレスに感じる可能性があることを考慮しておきましょう。
Kindleで扱われていない書籍が一定数ある
紙の本で販売されているマンガ作品すべてが、Kindleストアで電子書籍化されているわけではありません。
特に新刊の場合は、電子書籍になるまでタイムラグが生じやすいので、すぐにマンガを読めない点はデメリットとして押さえておく必要があります。マンガ目的でKindle Paperwhiteの購入を検討されている方は、事前に読みたいタイトルの取り扱いがあるか確認しておくといいでしょう。
なお、Amazonの書籍販売ページでは「kindle化」をリクエストできる機能が備わっています。取り扱いがなくても、今後Kindle Paperwhiteで読める可能性がありますので、タイトル検索時に併せてチェックすることをおすすめします。
動きが遅いことがある
最後のデメリットは動きが遅いこと。スマートフォンアプリを使った読書に慣れていると、Kindle Paperwhiteの動作のもたつきにストレスを感じるかもしれません。
特に、このデメリットを実感するのはページの切替時でしょう。スワイプしてから残像が一瞬写り、新たなページの表示までにはタイムラグが発生します。
「よくページを読み飛ばす」「マンガの検索はスムーズに行いたい」という方は、このデメリットを考慮したうえで、Kindle Paperwhite購入の判断をしていきましょう。
Kindle Paperwhite32GBモデルに関する良い口コミ・評判
KindlePaperwhite
Kindlepaperwhite 広告なし 32GB
良い口コミ・評判で目立ったのは、容量に対する満足度の高さでした。32GBモデルはダウンロード時に書籍整理をする機会が少なくなるので、読書に没頭できる感覚を感じやすいのでしょう。
本体スペックに関するレビューもあり、目に優しいディスプレイと携帯性の高さが高評価されていました。
容量制限によって生じるコストから考えれば、2,000円高い32GBモデルはお得な選択肢になっているのかもしれません。
Kindle Paperwhite32GBモデルに関する残念な口コミ・評判
こちらの口コミ・評判では、32GBでも容量が少ないと指摘する声が目立ちました。とはいえ、32GBはkindle Paperwhiteの中で最も容量が多いモデルで、これ以上の容量増設はできません。
「全冊持ち歩かない前提」というレビューにあるとおり、冊数が増えるほど端末に入れるマンガの取捨選択が求められるようです。
書籍整理の際には端末からデータ削除しても購入履歴は消えませんので、読みたいときに再ダウンロードするなどの工夫が必要かもしれません。
こんな方はKindle Paperwhiteで漫画を読むことをおすすめ!
口コミ・評判を見てきたところで、kindle paperwhiteでマンガを読むイメージが少しずつ湧いてきたのではないでしょうか。
一方で、実際にどちらを選択すべきか、自身に合ったモデル選びに迷っている方も多いでしょう。
そこでここからは、マンガを読むためにkindle paperwhite購入をおすすめする方と、おすすめしない方の具体例を紹介していきます。
Kindle Paperwhiteに求めるニーズと照らし合わせながらチェックしていきましょう。
お風呂や寝る前に漫画を読む方
防水機能とブルーライトの少ない画面設計は、Kindle Paperwhiteでマンガを読むうえでとても役立つ機能です。
防滴・防水性能を示す等級は、最高位のIPX8。防水実験により次の状況下でも、Kindle Paperwhiteが動作することを実証しています。
- 真水の場合:水深2m以内で60分まで
- 海水の場合:水深0.25m以内で3分まで
また、直接目を照らさないフロントライトの性質上、使用者の目に入るブルーライトの量も抑えられています。そのため、寝る前にKindle Paperwhiteでマンガを読んでも質の高い睡眠が期待できるでしょう。
「1日の疲れはお風呂場のマンガ読書で癒したい」「ギリギリまでマンガを読んで、ぐっすり眠りたい」とお考えの方は、Kindle Paperwhiteでマンガを読むことをおすすめします。
書籍の場所を一元管理したい方
購入したマンガが増えてくると、書籍の保存場所を確保するのが大変ではないでしょうか。本棚を増やしたくても、設置できるスペースには限りがあります。マンガの保管場所を忘れて、探す際に苦労した経験をお持ちの方も多いでしょう。
Kindleストアから購入した電子書籍は、クラウドに保存されるため一元管理が簡単です。端末さえ持っていれば、検索機能で読みたいマンガをすぐに見つけ出せるので、本を探す時間が大幅にカットできるでしょう。
さらにコレクション機能を使えば、次のようなフォルダに分けた管理も行えます。
- 作者
- 作品シリーズ
- ジャンル
上記のような独自の本棚も自由に作れますので、書籍の場所を一元管理したい方は、Kindle Paperwhiteでマンガを読むことをおすすめします。
書店まで漫画を買いに行きたくない方
ネット環境さえあれば、どこからでもアクセスできるのがKindleストアの利点。自宅からでもマンガを購入できるので、書店まで足を運ぶ必要がありません。
また、他人に見られたくない作品も気にせず購入できるため、読みたいマンガを気兼ねなく楽しめます。
「わざわざ書店まで買いに行くのが面倒くさい」「マンガを買うために人混みの中を移動したくない」という方は、Kindle Paperwhiteを利用するのがおすすめです。
Kindle Paperwhiteで漫画を読むことをおすすめしない方
読書の際に多くの恩恵が受けられる Kindle Paperwhiteですが、次の項目に該当する場合は使用時にストレスを感じてしまうかもしれません。
- 書籍に抵抗がある
- 電子機器による目の疲労が心配
- 好きな作品はコレクションしておきたい
納得のいく選択ができるよう、それぞれの詳細について見ていきましょう。
紙で漫画を読みたい方
紙の本に近い読み心地を再現しているとはいえ、質感や匂いまで再現するのは限界があります。
読みたいページをすぐ開いたり、気軽に貸し借りしたりできるのも、紙の本ならではのメリットです。
「ページをパラパラめくりながら、気軽に読書を楽しみたい」「電子書籍だとなんだか味気ない」という方は、Kindle Paperwhiteでマンガを読むことをおすすめしません。
電子機器を使うと目が疲れる方
フロントライトを採用しているKindle Paperwhiteでも、目の疲れが全くないわけではありません。読書に没頭しているうちに、ドライアイや肩こりなどの症状が発生する可能性もあります。
電子機器を使った際に目の疲れを感じやすい方は、体調悪化のリスクを考慮しておく必要があるでしょう。
漫画をコレクション化したい方
Kindle Paperwhiteで購入した本は、クラウド上で保管・管理していくことになります。データ管理になれば、発行巻数の多い作品を集めたとしても、所有欲が満たされにくい側面があります。
そのため、マンガをコレクションしておきたい方は、紙の本を購入するのがおすすめ。端末不具合によるデータ消失のリスクもないので、安心してコレクション化できるでしょう。
まとめ
Kindle Paperwhiteでマンガを読む際のポイントや、口コミ・評判を紹介してきました。
Kindle Paperwhiteを購入したくても、電子書籍端末の使い心地や、実際に保存できる容量がわからず悩んでしまう方は多いでしょう。
Kindle Paperwhite32GBモデルは、約350冊のマンガを保存できる読書に特化した端末です。購入時にデータ整理をする手間も少なく、目に優しいディスプレイを採用しているので、マンガを読む際も快適に利用できるでしょう。
本棚の収納スペースを削減でき、通勤時や旅行中に気軽にマンガを読めるのも魅力的なポイントです。
Kindle Paperwhiteの購入に迷った際は、32GBモデルを選択してマンガを快適に読める環境を手に入れてみてはいかがでしょうか。