Kindle Paperwhiteの購入時に必要なのが、広告ありモデルか広告なしモデルを決める選択です。快適な読書環境を手に入れたくても「Kindle Paperwhite広告ありとなしって、どんな違いがあるんだろう?」・「初めての電子書籍リーダーで、判断材料がほとんどない」と悩んでいる方は多いでしょう。
そこで本記事では、広告ありモデル・広告なしモデルの違いから購入者の口コミ情報、それぞれのモデルがどんな方におすすめなのか詳しく解説します。
記事後半では、Kindle Paperwhiteの広告に関するよくある質問へ、まとめてお答えしていきます。
最後までお読みいただければ、広告ありモデルと広告なしモデルどちらを選ぶべきかわかりますので、是非参考にしてみてください。
Kindle Paperwhiteの基本情報
電子書籍専用のデバイスKindle Paperwhiteは、場所を選ばず手軽に読書を楽しめるAmazonの人気商品です。
画面は300ppiの高解像で小さな文字も視認性抜群。wi-fiモデルは182g、wi-fi+無料4Gモデルは191gと軽量のため、片手でも扱いやすい設計です。本体には通知機能が付いていないため、メール対応やプッシュ通知に集中力を妨げられる心配もありません。
充電時間はパソコン経由で約4時間。使用状況にもよりますが、一度の充電で数週間利用できるバッテリーを搭載しています。明るさ設定もできるため、通勤・通学時間から就寝前の暗い部屋など、あらゆる場所で最適な読書環境を構築できるでしょう。
販売されているモデルは、接続方法や容量、広告のありとなしによって全6パターンから選択できます。
機種と接続方法 | 容量 | 広告の有無 | 価格 |
---|---|---|---|
Kindle Paperwhite(wi-fi) | 8GB | 広告あり | 13,980円 |
広告なし | 15,980円 | ||
32GB | 広告あり | 15,980円 | |
広告なし | 17,980円 | ||
Kindle Paperwhite(wi-fi+無料4G) | 32GB | 広告あり | 22,980円 |
価格参照元:amazon
価格は広告なしモデルの方が2,000円安いので、予算の目安として押さえておくといいでしょう。
広告ありに限定されるwi-fi+無料4Gモデルは、購入価格に通信料が含まれています。こちらは、スマートフォンと同じ感覚で外出先でも4G回線を使用可能。自宅にwi-fi環境がない場合や、出張や旅行中も電子書籍をダウンロードして読書したい場合の選択肢として考慮するのがおすすめです。
広告ありと広告なしは初回購入時に選択可能
Kindle Paperwhiteの広告ありと広告なしを選択するタイミングは、初回購入時です。Amazonの販売画面に選択タブが用意されており、この段階で仕様が確定します。
ここで注意しておきたいのが、広告ありモデルの広告表示は削除できないことです。例えば「電子書籍を探すときの広告バナーが邪魔だから、非表示にしよう」と思っても、広告の設定変更はできないのです。
購入後に不満が生じても、別モデルに買い替えるしか解決方法はありませんので、しっかりと吟味したうえで選択するようにしましょう。
また、購入時には容量と接続方法を併せて選択する必要があります。選択のポイントは次のとおりですので、参考にしてください。
・8GB:小説→約1,000冊、漫画→約100冊
・32GB:小説→約5,500冊、漫画→約350冊
・wi-fi:w-ifiを利用できる環境が身近にある
・wi-fi+無料4G:wi-fiを利用できる環境が身近にない
こちらの選択ポイントは、Kindle Paperwhiteで読もうとしている電子書籍の種類や、ダウンロードする場所を想定することです。6パターンの中から最適なモデルが選べるように、購入までに具体的にしておきましょう。
保存冊数参照元(https://mag.app-liv.jp/archive/130036/#596037)
広告ありとなし両方の端末で共通する機能
続いて、全モデルに共通する機能を見ていきましょう。電子書籍端末として人気の理由がわかりますので、是非参考にしてください。
Kindle Paperwhiteの広告ありと広告なしに関わらず共通する機能は、次のとおりです。
- e-inkスクリーン
- フロントライト
- 検索機能
- 防水機能
光が反射しにくいe-inkスクリーンは、紙の本と同じような感覚で読書を楽しめるのが特徴です。ディスプレイを照らすフロントライトと併せて搭載することで、目に優しく視認性の高い画面で書籍を読めます。スマートフォンやパソコンと違い、直接目を照らさないので、長時間の読書も快適になるでしょう。
検索機能は、単語の意味や漢字の読みをすぐ確認できる便利ツールです。使い方は該当箇所をタップしながら範囲指定するだけ。画面を切り替えずに辞書やウィキペディアが見れるので、読書効率アップが期待できるでしょう。
防水実験により水深2mで最大60分、海水0.25mで最大3分耐えられることも実証済みです。お風呂場でも安心して使えますので、場所に制限されない贅沢な読書スタイルを実現できます。
なお、Kindle Paperwhiteが濡れたときにはしっかりケアすることが大切です。完全に乾燥するまで充電を控え、柔らかい布で水を拭き取ってください。風通しの良い場所に立てかけておくと、乾燥速度が早まるでしょう。
Kindle Paperwhite広告あり・なしの特徴・違い
Kindle Paperwhitは、通勤や通学、睡眠前の読書など、場所や時間を問わずに使用できる便利な電子書籍端末です。ただし、自身に合ったモデルでなければ、使用機会が増えるごとにストレスの原因となることも考慮しなければいけません。
特に、広告あり・なしによって異なる使用感やデザインは、読書のモチベーションを左右する重要なポイントです。
ここでは、Kindle Paperwhite広告あり・なしが持つそれぞれの特徴や違いを詳しく解説していきますので、後悔のない選択ができるよう1つずつチェックしていきましょう。
Kindle Paperwhite広告あり
最初に解説するのが、Kindle Paperwhite広告ありモデルです。広告なしモデルと比較して2,000円安い価格で購入できるモデルですが、その他の違いはご存知でしょうか。
Kindle Paperwhite広告ありモデルの特徴は次のとおりです。
- 4種類のカラー展開
- 読書中を除き、広告は消せない
具体的にデザインや使用感にどのような影響があるのか、詳細を見ていきましょう。
本体のカラーを4種類から選べる
購入時に好みのカラー選択ができるのは、広告ありモデルの魅力的なポイントです。せっかくKindle Paperwhiteを購入するなら、愛着が持てるカラーを選びたい方も多いのではないでしょうか。
Kindle Paperwhite広告ありモデルの本体のカラーは、次の4種類から選択できます。
- セージ
- トワイライトブルー
- プラム
- ブラック
それぞれのカラーイメージは、Amazonの販売画面で確認できるので選択時の参考にしてください。ブルー系なら落ち着きや集中力持続といったように、色彩心理学によって期待できる効果からカラー選びをしても楽しそうです。
また、ブラックを除いた3色は広告ありモデルの限定カラーになります。どれもおしゃれな色合いなので、デザイン面で選択肢が増える点は判断材料として考慮しておきたいところです。
常に広告が表示されている
Kindle Paperwhite広告ありモデルは、書籍を開いている間を除いて広告表示が消えません。表示されるのはAmazonの広告で、Kindle Unlimited無料体験や電子書籍のセール情報など複数パターンあります。
表示場所は3か所で、次のとおりです。
- スリープ画面:画面全体
- ホーム画面:画面下部
- マイライブラリ:画面下部
上記の表示場所は固定されているため、意図せずタップすることも想定されます。特に、Kindle Paperwhiteを片手で操作する際は、親指が触れやすいので注意が必要です。
ただし、広告を定期的にチェックすれば、電子書籍をお得にダウンロードできる機会が見逃しにくくなるのも事実。使用者にとってメリットにもデメリットにもなる点は、広告表示の特徴として理解しておきましょう。
Kindle Paperwhite広告なし
続いて解説するのが、Kindle Paperwhite広告なしモデルです。
Kindle Paperwhite広告なしモデルには、次の特徴があります。
- 本体カラーが選べない
- 広告表示がない
次項からそれぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
本体のカラーは黒一色
Kindle Paperwhite広告なしモデルの本体カラーは黒一色です。そのため、好きなカラーのKindle Paperwhiteへ変更するには、別売りのカバーを購入する必要があります。
カバーの相場は約1,500〜2,000円(税込)ほどのため、広告ありモデルと比較して更に割高になることは考慮しておきましょう。
本体カラーにこだわらなければ読書に没頭しやすいモデルになるので、自身が重視するポイントを具体的にしながら比較検討していくことが大切です。
価格参考(https://altema.jp/gadget/kindle-cover/#index_id7)
広告が一切表示されない
Kindle Paperwhite広告なしモデルは、どの画面においてもAmazon広告が一切表示されません。
広告に誘導されて不要な買い物をしたり、誤タップをしたりせずにすむので、自身の読書スタイルを守りやすいのが大きな魅力です。不意に表示されたおすすめ書籍の広告で、他人に趣味や趣向を知られるリスクもなくなります。
また、Amazon広告がないスリープ画面は、好みの画像や現在読んでいる書籍の表紙へ設定可能。Kindle Paperwhiteをただ置いておくだけでも、画面を見るたびに読書意欲が高まりそうです。
Kindle Paperwhite広告ありに関する口コミ・評判
KindlePaperwhite(8GB、4Gなし、広告つき)を買った。
Kindle Paperwhite広告つきモデルの購入者からは「広告があっても気にならない」という口コミ・評判が多く見受けられました。電子書籍を読んでいる間は広告の表示がないので、使用中に存在を感じにくいのかもしれません。
女性にとっては片手操作をしにくいとの口コミもありますが、端末サイズは両モデル同様なので、広告の有無にはあまり関係ないでしょう。e-inkスクリーンやフロントライト搭載の基本スペックが優秀なことからも、読書のクオリティが向上したことを実感しているようです。
情報収集の観点から広告つきモデルを選択する方もいて、お得な情報として受信できる点を好意的に受け取っていました。セールやキャンペーンなどのお知らせを見逃しにくくなるので、予算を抑えて書籍を購入したいニーズと合致した結果といえるでしょう。
Kindle Paperwhite広告なしに関する口コミ・評判
Kindle Paperwhite広告なしモデルに関する口コミ・評判からは、起動のスムーズさを評価する声が見受けられました。スワイプ動作が1つ省略されただけで、多くの方が快適な操作性を実感しているようです。
読書端末として、あらゆる時間・場所で使用できるだけに、モデル選択のポイントとして操作性の違いを重要視していることが伺えます。ロック画面の画像を設定できるカスタマイズ性も、Kindle Paperwhite広告なしモデルに対する満足度の高さにつながっていました。
快適な読書環境を手に入れたい方からすれば、2,000円の差額は決して高くない投資費用として捉えているのかもしれません。
こんな方にKindle Paperwhite広告ありがおすすめ!
Kindle Paperwhite広告ありモデルと広告なしモデルの口コミ・評判を見てきたところで、少しずつモデル選択のイメージが湧いてきたのではないでしょうか。一方で、まだどちらのモデルが良いのか判断しかねている方も多いと思います。
そこでここからは、Kindle Paperwhite広告ありモデルがおすすめな方を、具体例とともに紹介します。
まず、次のポイントに該当するかチェックしてみてください。
- 電子書籍を探す手間を省きたい
- 読書費用を節約したい
- 広告が表示されていても気にならない
Kindle Paperwhite広告ありモデルは、それぞれのニーズをどのように満たしてくれるのか、1つずつ確認していきましょう。
広告からおすすめの書籍をダウンロードしたい方
Kindle Paperwhite広告なしモデルを使っていると、購入履歴をもとにしたおすすめの書籍広告が表示される機会があります。随時チェックしていくことで、普段の検索ではヒットしないような書籍と巡り合うことも少なくありません。
そのため「書籍をおすすめしてもらって、読書のモチベーションを高めたい」「書籍を探す手間を省いて、読書に時間を割きたい」といった方は、Kindle Paperwhite広告ありモデルを購入するのがおすすめです。
Kindle Paperwhiteの広告を上手く活用すれば、効率よく知識をインプットできる読書環境も構築できるでしょう。
少しでも安くKindleを購入したい方
表示広告の中には、Kindleストアのセール情報やキャンペーンなどのお知らせが含まれます。広告がなければ見逃しかねないお得情報も、広告ありモデルの方が入手確率は高いでしょう。そのため、少しでも安くKindleを購入したい方は広告ありモデルを選択するのがおすすめです。
広告なしモデルより2,000円安い本体価格で購入できる点も考慮すると、経済的に有利なのはKindle Paperwhite広告ありモデルです。8GBと32GBの価格差も2,000円なので、保存容量を増やす方へ予算を回す選択もできます。
確実性を高めたい場合は、次のAmasonセール開催時期を併せて参考にしてみてください。
- 初売りセール:1月
- プライムデー:7月
- ブラックフライデー:11月
広告に抵抗感がない方
そもそも広告表示に抵抗感がなければ、モデルによる違いはほぼありません。安い価格帯とお得な情報収集ができる観点から見れば、広告表示があることはメリットにもなります。
書籍を開いている間は広告が表示されないので、読書中の操作性はどちらのモデルも一緒。使い方に慣れれば、その他の画面でも誤ってタップする機会は減り、広告に対するストレスは少なくなるでしょう。
「広告表示は気にならないから、端末を安く手に入れたい」「電子書籍が読めれば十分なので、広告の有無にはこだわらない」と思う方は、Kindle Paperwhite広告ありモデルを選択するのがおすすめです。
こんな方にKindle Paperwhite広告なしがおすすめ!
不必要な情報をカットして、操作の快適性を追求したい場合はKindle Paperwhite広告なしモデルがおすすめです。
具体的には次のいずれかに該当するかがポイントになります。
- Kindle Paperwhiteの起動をスムーズに行いたい方
- 広告表示による読書のモチベーション低下が心配な方
それぞれの詳細について確認していきましょう。
スワイプの回数を減らしたい方
Kindle Paperwhite広告なしモデルは、電源ボタンをワンクリックするだけで端末を起動できます。スワイプ回数を減らして読書を始めるまでの動作をスムーズに行える点は、端末を使用する機会が多いほど嬉しい魅力となるでしょう。
起動時の動作は毎回必要なため、操作性の違いを実感しやすいポイントです。口コミ・評判でもお伝えしましたが、使用者の多くがこのスワイプ省略による快適性を高く評価しています。
「読書専用端末として操作性を高めたい」「予算には余裕があるから、面倒な動作は省きたい」と考えている方は、Kindle Paperwhite広告なしモデルを選択するのがおすすめです。
Kindleを快適に利用したい方
Kindle Paperwhite広告なしモデルを選択すると、次のメリットがあります。
- ワンクリックでスリープ画面を解除できる
- 広告に邪魔されず、読書に集中できる
- 広告経由で不要な買い物をせずにすむ
そのため「予算に余裕はあるから、快適な読書環境が欲しい」「ストレスフリーで電子書籍を読みたい」といったニーズに合致しているのは、Kindle Paperwhite広告なしモデルだといえます。
読書を日課としている、あるいは本を読む機会を増やしたいのであれば、快適に利用できるKindle Paperwhiteが心強い味方になってくれるでしょう。
広告に抵抗感がある方
広告に抵抗感があれば、3か所の画面で常に広告を表示してくるKindle Paperwhiteを使うのが、億劫に感じるかもしれません。部分的であっても、不必要な情報を見てしまうのはストレスです。購入履歴からおすすめの電子書籍を表示する広告もあるので、プライベートを知られたくない方にとっても不向きといえます。
これらのデメリットが気になる場合は、Kindle Paperwhite広告なしモデルを選択して、集中できる読書環境を構築していくのがおすすめです。
スリープ画面も好みの画像に設定できるので、おしゃれな画像でインテリアとしての機能を持たせたり、本の表紙を見ながら読書意欲を向上させたりと、さまざまな使い方を楽しめます。
Kindle Paperwhite広告に関するある質問
広告ありモデルと広告なしモデル、どちらのおすすめに多く当てはまったでしょうか。
ここまでモデル選択のために必要な情報を解説してきましたが、まだKindle Paperwhite広告に関する疑問を解消しきれていない方もいるかもしれません。
最後によくある質問をまとめましたので、気になる回答を確認していきましょう。
広告ありから広告を削除できる?
Kindle Paperwhite広告ありモデルを選択した場合、広告表示は削除できません。スリープ状態では画面全体、ホームとマイライブラリでは画面下部にAmazonの広告が表示されます。
広告ありモデルと広告なしモデルの仕様は購入後に変更できませんので、Amazon販売画面でモデルを選択する際には注意が必要です。
誤タップや広告表示を見ることで集中力を妨げられるのが心配な場合は、Kindle Paperwhite広告なしモデルを選択することをおすすめします。
どんな広告が表示される?
Kindle Paperwhiteに表示される広告内容は、主に電子書籍のセール情報やKindleストアへの誘導を促すものです。電子書籍の購入履歴をもとに、おすすめの本を表示することもあります。
広告表示のメリットとデメリットをまとめましたので、参考にしてみてください。
・セール情報により電子書籍の購入費用を削減できる
・自身に合った電子書籍を見つけやすい
・広告誤タップにより集中力が妨げられる、ストレスが溜まる
・スリープ画面を自由に設定できない
上記からわかるように、Kindle Paperwhiteの広告表示は費用と快適性が表裏一体になっています。選択時の目安として、操作性にこだわる場合は広告ありモデル。予算を節約して電子書籍を読みたい場合は、広告なしモデルを選択するのがおすすめです。
どちらを優先するか比較しながら、自身に合うKindle Paperwhiteを見極めていくといいでしょう。
まとめ
Kindle Paperwhite購入時のお悩みポイント、広告ありモデルと広告なしモデルの特徴や口コミ評判を解説してきました。広告の仕様は一度購入すれば変更できないだけに、モデル選びを迷っている方は多いでしょう。
あらためて広告ありモデルと広告なしモデルの違いをおさらいすると、次のとおりです。
- Kindle Paperwhite本体カラーの種類
- 起動時のスワイプ回数
- スリープ画面で画像設定ができるか否か
- 広告表示の有無
- 広告ありモデルは広告なしモデルより2,000円安い
広告表示はメリットにもデメリットにもなる要素のため、自身のニーズに照らし合わせながらモデル選びをするのがポイントです。デザイン面と操作性、価格の違いを比較検討し、Kindle Paperwhiteを選んでいきましょう。
後悔のない選択をするためにも、Kindle Paperwhite購入で悩んだ際には、是非本記事を参考にしてみてください。