スマート家電とは
最近その便利さからスマート家電を利用する方が増えていますが、スマート家電を使ったことのない方も多くいることでしょう。
そこでここでは、スマート家電がどのような家電なのか解説します。スマート家電がどのような家電なのか知りたい方や、すでにスマート家電の購入を検討している方は是非参考にしてください。
Wi-Fiなどのインターネット接続が必要
スマート家電は、Wi-Fiなどのインターネット接続が必要な家電です。スマート家電を使う際は、スマートフォンやその他のスマート家電からインターネットを経由して指示するので、インターネット接続していないと利用できません。
例えばスマートスピーカーで音楽を流す際は、スマートフォンで音楽を選択し、スマートスピーカーから音楽を流すようなイメージです。
もし、自宅にWi-Fiなどのインターネット環境が整っていない方は、インターネット環境を整えてからスマート家電の購入をしましょう。
外出先からの操作も可能
先ほどの説明のとおり、スマート家電はインターネット経由で指示を出して使用するので、外出先からでも操作できます。
例えば、外出先で洗濯機を回し忘れたことに気づいたとしても、スマート家電の洗濯機であれば安心です。外出先から洗剤・柔軟剤自動投入機能などを利用して洗濯できたり、帰宅時に洗濯が終わるように洗濯終了時間を指定できたりします。
洗濯コースや乾燥までの時間などを細かく設定できる洗濯機も販売されているので、外出先からでも洗濯機を直接操作するのと同じように洗濯可能です。
「家電を遠隔で操作できたら便利だなぁ」と感じたことがある方は、是非スマート家電の利用を検討してみてください。
スマート家電の選び方・ポイント
ここまで、スマート家電の特徴をお伝えしてきましたが、さまざまな種類のスマート家電が販売されているので、どの商品を購入するか迷う方が多いです。
そこでここでは、スマート家電の選び方や選ぶ際のポイントを紹介します。せっかく購入しても自身に合うスマート家電を購入してしまい使わなくなってはもったいないので、是非参考にしてください。
先に選び方やポイントをお伝えすると、次のとおりです。
- スマホアプリの使いやすさ
- 音声アシスタント機能が便利
1つずつ解説します。
スマホアプリの使いやすさ
基本的に、スマート家電を使用する際はスマートフォンから指示を出すことになるので、スマート家電に指示を出すスマホアプリの使いやすさはかなり重要です。
スマート家電は日常的に使うものなので、スマート家電に指示を出すための工程が多かったり、頻繁に間違った指示を出してしまったりしては大きなストレスになります。
例えば、スマート家電を操作するアプリの中に、ワンタッチで決まった指示が出せるショートカットがあるアプリはかなり快適に使えるのでおすすめです。スマート家電ごとに対応しているスマホアプリは異なるので、購入前に対応しているスマホアプリの使いやすさや、実際に使用している方の口コミなどを確認してみましょう。
音声アシスタント機能が便利
スマート家電が音声アシスタント機能に対応している商品はかなり便利です。
音声アシスタント機能とは、専用のスマホアプリなどを使用せずに、音声だけで操作できるスマート家電を指します。音声アシスタント機能を持つスマート家電の例を挙げると、次のとおりです。
- Echo Dot
- Echo Show
- Nest Mini スマートスピーカー
- Smart Display M10
- BOSE Home Speaker 500
スマートスピーカーに多い印象です。
また、音声アシスタントはAIで実現されているので、どのAIが搭載されているかによっても使い心地に差が出ます。スマート家電に使用されているAIの種類の例を挙げると、次のとおりです。
- Googleアシスタント
- Siri
- Alexa
- Clova
Googleアシスタントは、名前のとおりGoogleが開発したAIで、Googleが提供するGoogleカレンダーやGoogleマップなどと連携し、音声のみで操作可能です。
Siriはアップルが開発したAIなのでアップル製品に搭載されており、AlexaはAmazonが開発したAIなのでEcho Dotなどのスマートスピーカに搭載されています。
Clovaは聴き馴染みがない方も多いと思いますが、LINEが開発したAIです。
このように、音声アシスタント機能を搭載したスマート家電はかなり多く販売されているので、製品の特徴や口コミなどを参考に最適な商品を検討してみてください。
IoT家電とスマート家電の違いとは?
スマート家電と似た言葉で「loT家電」という言葉があります。
同じ意味として使われていることも多いですが、実は少し意味が違うので注意しましょう。それぞれの意味は次のとおりです。
- loT家電:インターネットに接続して使用する家電
- スマート家電:スマートフォンなどで遠隔操作できる家電
loT家電はインターネットに接続して使用する家電全体を指し、その中でもスマートフォンなどで遠隔操作できる家電をスマート家電と言います。
例えば、同じオーブンレンジでも、次のように機能によってloT家電かスマート家電に分かれるのです。
- インターネットに繋いでレシピを表示するがスマートフォンでの操作ができないオーブンレンジ:loT家電
- インターネットに繋いでスマートフォンから操作できるオーブンレンジ:スマート家電
しかし、IoT家電とスマート家電を一緒の意味で使用していることが多いので、厳密な違いを意識して使い分ける必要はありません。
一応上記のような違いがあると認識しておきましょう。
スマート家電でできること
ここでは、スマート家電でできることを具体的にお伝えします。具体的に例を挙げてお伝えするので、購入後のイメージがしやすいです。
スマート家電の購入を迷っている方やできることをあまり把握していない方は、是非参考にしてください。先にスマート家電でできることをまとめてお伝えすると、次のとおりです。
- 家電の電源操作
- 家電のタイマー設定
- 登録した複数の家電をまとめて操作できる(シーン機能)
- GPSとの連動
- アプリで消費電力等のデータの把握
1つずつ解説していきます。
家電の電源操作
スマート家電では、スマートフォンやタブレットから家電の電源を操作できます。例を挙げると次のとおりです。
- 洗濯機の電源操作
- 電気の電源操作
- スピーカーの電源操作
- エアコンの電源操作
上記のとおり、今まで家電の電源を直接操作しないと起動できなかったり終了できなかった家電が、スマホなどから操作できます。
スマート家電ではなく通常の家電の電源を操作するとなると、いちいち家電がある場所まで行き、電源を操作しないといけません。仕事中や育児中など手が離せない場面ではかなり面倒に感じる方が多いです。
家電のある場所まで行かずにスマートフォンから操作できれば、手を止める必要がありませんし時間も節約できます。家電の電源をスマホから操作したい方には、かなりおすすめです。
家電のタイマー設定
スマート家電は、スマートフォンやタブレットから家電のタイマー設定も可能です。
例えば、夏場や冬場などのエアコンを使用する季節に、外出先から帰宅する時間の30分前に起動させておきたいと思ったことがある方も多いはずですが、スマート家電なら実現できます。
17:00に自宅に帰宅する場合は、スマートフォンのスマート家電専用アプリから操作し、16:30にエアコンを起動させれば、部屋に冷房・暖房が効いた状態で帰宅可能です。
また、昼間から夜まで仕事の方などが洗濯するのを忘れて会社に行ってしまうと、洗濯のタイミングを見失いがちですが、スマート家電ならその悩みを解決できます。
仕事場についてから洗濯するのを忘れたことに気づいた場合でも、スマートフォンから洗濯・乾燥までを昼の時間帯に終了させられるようにタイマー設定できるからです。
このように、家電のタイマー設定は会社員の男性からパートなどで忙しい主婦などの幅広い方にとってメリットが大きい機能と言えます。
家事のタイマー設定が使えたら便利と感じた方は、スマート家電を検討してみましょう。
登録した複数の家電をまとめて操作できる(シーン機能)
スマート家電は、登録した複数の家電をまとめて操作できる「シーン機能」が利用できます。
シーン機能を使用すると、決まった時間に家電の電源を一括でオンにしたり、一括でオフにしたりできるので、それぞれの家電をスマートフォンから起動させる必要がありません。
シーン機能はスマートリモコンに多く搭載されている機能で、例えば、次のような使い方ができます。
- 室内が28℃以上になったらエアコンをオン
- 朝7時にエアコンをオン
- 暗くなってきたら照明をオン
- プロジェクターを起動させたら照明をオフ
「プロジェクターを起動させたら照明をオフ」のように、通常であれば2つの工程を踏まないと実行できないことが1つ実行するとそれに連動して家電が勝手に動いてくれるので、手間がかなり減ります。
家電をまとめて操作したい方におすすめの機能です。
GPSとの連動
スマート家電は、GPSと連動した機能を利用できる商品もあります。GPSと連動すると、次のようなことが可能です。
- 特定の部屋に着いたら照明をオン
- 自宅周辺に着いたら鍵を開錠
- 自宅周辺に着いたらエアコンをオン
通常であれば、どれも自分でその場についてから操作しないと実現できないことですが、スマート家電をGPSと連動させると全て自動でできます。
特に、自宅周辺に着いたら鍵を開錠させる機能は、鍵を頻繁になくしてしまう方や鍵を持ち歩くのがめんどくさいと感じている方などからかなり人気の機能です。
上記のような悩みがある方は、スマート家電のGPSとの連動機能をうまく活用してみましょう。
アプリで消費電力等のデータの把握
スマート家電の中には、専用のアプリで消費電力のデータを把握できます。
電力を測るスマートメーターと家電を一括で操作できるスマート家電を連携させて、どのくらい電気を使用しているか確認するという仕組みです。
「Nature Remo E lite」という商品は、アプリで消費電力などを確認できるスマート家電として人気の商品で、照明やエアコンなどの家電を登録すると、消費した電力を週・月・年ごとにグラフで表示してくれます。
例えば、外出してからエアコンを消し忘れていないか、照明を切り忘れていないかなどと心配になることもありますが、Nature Remo E liteではリアルタイムの消費電力を確認できるので、外出先からエアコンや照明を消し忘れていないか確認可能です。
また、Nature Remo E liteに対応した別売のスマートリモコンを使えば、外出先からでもエアコンや照明の電源をオフにできます。
家の中にいる場合でも、あちこち動き回ってエアコンがついていないか確認したり、照明を消し忘れていないか確認したりする必要がないので、時間と電力どちらの節約もできるかなり便利な機能です。
Nature Remo E liteにかかわらず、このような商品の多くは設置工事の必要がなく、コンセントに差し込むだけで利用開始できる商品が多いので、導入するハードルもかなり低いと言えます。
気軽に導入できて、アプリから消費電力の確認や時間・電力の節約が可能になるのであれば、購入したい方も多いのではないでしょうか。
主なスマート家電
ここまでスマート家電でできることをお伝えしてきましたが、具体的にどんなスマート家電があるか気になるかと思います。
そこでここでは、主なスマート家電を紹介するので、家の中にあったら便利と感じるスマート家電があるか確認してみてください。
主なスマート家電は次のとおりです。
- スマートスピーカー
- スマートリモコン
- スマート電球
- スマートロック
- スマートスイッチ
- スマートWi-Fiプラグ
1つずつ特徴などを詳しく解説します。
手軽に試すなら「スマートスピーカー」
スマート家電を使ったことがない方は、手軽に試せるスマートスピーカーを検討してみましょう。人気のスマートスピーカーを紹介すると、次のとおりです。
- Nest Mini(Google)
- HomePod mini(Apple)
- Echoシリーズ(Amazon)
- CLOVA WAVE(LINE)
スマートスピーカーは、GoogleやAppleなどから多く販売されており、スマート家電の中でもかなり人気があります。
3,000円台から購入できるモデルもあり、洗濯機やオーブンレンジなどの大型のスマート家電と比較すると、購入しやすい価格の商品が多いです。
スマートスピーカーは、通常のスピーカーと異なりAIが搭載されているので、次のようなことができます。
- 音楽の再生
- 音声検索
- アラームやタイマー機能
- スマート家電との連携
- 読み上げ機能
多くの方のスマートスピーカーのイメージは、喋りかけるだけで何かを実行してくれるイメージが大きいのではないでしょうか。
そのイメージどおり、喋りかけるだけで音楽の再生や音声検索、アラームやタイマー機能などを実行してくれます。
音楽の再生や調べ物だけでなく、スマート家電と連携して声だけで照明をオンにしたり、自宅の鍵を開錠したりできる活用の幅が広い商品です。
例えば、料理中に手がふさがっていても読み上げ機能を使えば、スマートフォンで検索したり画面を見ずに料理できるので、音楽をよく聴く方だけでなく主婦の方などにもおすすめできます。
このように、スマートスピーカーは幅広い方が便利と感じるスマート家電なので、手軽にスマート家電を体感してみたい方は、是非購入してみてください。
スマートホーム化したいならスマートハブ機能が必要
スマートスピーカーを使うと、照明を消したりエアコンをつけたりなど、家電を簡単に操作できます。しかし、このように自宅をスマートホーム化したい場合は、スマートハブ機能を使用する必要があります。
スマートハブ機能とは、スマートスピーカーがインターネットの電波を受信し、室内のスマート家電に電波を飛ばすことで、スマートスピーカーによる音声操作を可能にする機能です。
また、インターネット環境が整っていれば、室内だけでなく外出先からでも家電に指示が出せるようになります。
このように、スマートハブ機能を使うと、スマートスピーカーと連携できる自宅のスマート家電をスマートスピーカーで一括管理できるので、かなり快適です。
スマートハブ機能は、ほとんどのスマートスピーカーに備わっていますが、一応購入前にスマートハブ機能が搭載されているか確認しましょう。
外出先からスマートフォンで家電を操作したいなら「スマートリモコン」
外出先からスマートフォンで家電を操作したい方は、スマートリモコンを購入しましょう。
スマートリモコンは、自宅にある家電のリモコンをスマートフォンやスマートスピーカーに集約するイメージの商品です。
スマートリモコンを使用すると、その家電専用のリモコンを使わずにスマートフォンやスマートスピーカーから操作できたり、外出先からインターネット経由で操作できたりします。
具体的にスマートリモコンでできることを紹介すると、次のとおりです。
- 外出先からエアコンの電源をオン
- 外出先から照明の電源をオフ
- 特定の温度や湿度でエアコンの電源をオン
- 決まった時間にカーテンを開閉
上記のとおり、外出先から戻った時に部屋の温度を快適な温度にしたり、外出してから家電の電源を切ったりできるので、外出先から家電を操作したい方にはスマートリモコンがおすすめです。
今ある家電をスマートフォンから操作できるのはかなり便利ですが、操作できるのは赤外線を使用したリモコンの家電のみなので注意してください。
光や音で部屋の雰囲気を自由に変えられる「スマート電球」
光や音で部屋の雰囲気を自由に変えたい方におすすめなのは、スマート電球です。スマート電球では次のようなことができます。
- 照明の色の変更
- 決まった時間に照明をオン
- 照明の色や明るさを音楽に連動
- 照明のスピーカーから音を再生
多くのスマート電球では、明るさの調整や照明の色の変更が可能です。商品によっては、時間で照明をオンにしたりオフにしたりできる便利なものもあります。
また、音楽に連動して照明の色や明るさが変化したり、照明自体にスピーカーが内蔵されていてスマートスピーカーから音を再生できるものまであるので、自身に最適なスマートスピーカーを選びましょう。
安いものは2,000円台から販売されているので、導入するコストがあまりかからないのは嬉しいポイントです。
スマートフォンで開閉操作できる「スマートロック」
スマートフォンで鍵を開閉操作したい方には、スマートロックがおすすめです。スマートロックでは、次のようなことができます。
- スマートフォンで鍵を開錠
- 自動で鍵を施錠
- 鍵の開閉履歴を確認
- アプリから合鍵を作成可能
基本的な操作としては、スマートフォンから鍵を開錠したり自動で施錠したりできます。鍵の開閉履歴も確認できるので、鍵の閉め忘れで焦る心配もありません。
スマートロックのモデルによっては、専用アプリから合鍵を作成できます。同棲しているカップルや友達とシェアハウスしている方、家族で使用する場合などにかなり便利な機能です。
鍵で合鍵を作るとなると、賃貸などの場合は返却する必要があるので面倒ですが、アプリで合鍵を作る場合は共有を解除すればいいだけなので、鍵を返却する必要がありません。
スマートロックはほとんどの形状の鍵に装着でき、工事もいらないので導入するハードルが低いです。賃貸の場合も安心して装着できますし、引越し先でも再度使用できるので、コストパフォーマンスに優れているスマート家電と言えます。
価格は1万円台からと今まで紹介してきたスマート家電と比較すると少し高額ではありますが、引越し先でも使用できたり鍵に関する悩みが全て解消したりすると考えれば、安いと感じる方も多いのではないでしょうか。
壁のスイッチをオンオフできる「スマートスイッチ」
壁のスイッチをスマートフォンからオン・オフしたい方は、スマートスイッチがおすすめです。
スマートスイッチは、壁のスイッチの上にくっつけて使用します。スマートフォンからの指示で起動し、勝手にスイッチを押してくれるので、わざわざ立ち上がりスイッチを押す必要がありません。音声操作に対応している商品であれば、スマートスピーカーと連携した操作も可能です。
主に壁のスイッチに有効ですが、軽量でコンパクトな商品が多いので、炊飯器や給湯器などに使用できる場合もあります。
工事不要ですぐに導入できるスマート家電を使いたい方は、購入を検討してみてください。
声で主電源のオンオフができる「スマートWi-Fiプラグ」
声で主電源のオン・オフを操作したい方は、スマートWi-Fiプラグを購入しましょう。
スマートWi-Fiプラグは、接続した家電をスマート家電化できる商品です。コンセントにスマートWi-Fiプラグを差し込み、そのプラグにスマート家電化したい家電のコンセントを差し込むだけで、スマホやスマートスピーカーから操作できるようになります。
通常では家電の電源を手動で入れなければ起動しない家電でも、声でオン・オフを操作できるようになるのはかなり便利です。
「今まで使っていた家電をわざわざスマート家電に買い換えるのはコストがかかって大変」このように思う方は、是非使用してみてください。
スマート家電のメリット
ここまでの解説で、スマート家電の主な機能や具体的な商品などをお伝えしましたが、スマート家電を購入するとどんなメリットがあるのかあまり理解できていない方も多くいるかと思います。
そこでここでは、スマート家電のメリットを解説するので、購入した場合自身にどのくらいのメリットがあるのか確認してみましょう。
先にスマート家電のメリットをまとめてお伝えすると、次のとおりです。
- 生活の快適化や便利化
- 防災や防犯セキュリティの強化
- 時間の節約
1つずつ解説します。
生活が快適・便利になる
スマート家電を使用すると、生活が快適・便利になるのは大きなメリットです。
ここまでスマート家電の実例やできることなどを紹介してきましたが、どのスマート家電も今までの家電の使用に必要だった工程が省かれているとわかります。
スマートロックを例に挙げると、今までは鍵を持ち歩いたり鞄の中から鍵を探して開けたり閉めたりする必要がありましたが、自宅付近に着くだけで開錠したり自動で施錠したりできるので、鍵を使う必要すらありません。
上記のように、鍵だけでも多くの悩みや面倒な工程がなくなるので、生活を快適・便利にしたい方は、自分に最適なスマート家電の利用を検討してみてください。
防災や防犯セキュリティを強化できる
スマート家電を使用すれば、防災や防犯のセキュリティを強化できます。
スマート家電と防災はあまり関係ないように思う方も多いですが、家電の消費電力を目に見える形で伝える機能こそが防災につながるポイントです。
例えば、ソーラーパネルで電気を蓄えている家などは、電気消費量を目に見える形で表示して効率的に消費することで、省エネが実現され非常時でも電力が使用できる状態になります。
防犯面では、外出してから施錠していないことに気付いた時でも、スマートロックを設置していれば、空き巣などの被害に遭わないために外出先から施錠可能です。
便利さだけでなく、防災や防犯セキュリティを強化したい方もスマート家電を導入してみましょう。
時間にゆとりが持てる
スマート家電を使うと、時間にゆとりが持てます。なぜなら、スマート家電の多くは使用することで時間が節約できるので、今までなかった時間が生まれるからです。
例えば、掃除ロボットに帰宅する時間までに掃除を完了させるようスマートフォンから指示すれば、自宅に帰ってから掃除する時間を節約できるので、その分の時間を有効活用できます。
時間を増やすための投資と考えれば、安いと感じる方も多いのではないでしょうか。
スマート家電のデメリット・注意点
ここまで、スマート家電のメリットをお伝えしてきましたが、逆にデメリットや注意点もいくつかあります。
そこでここでは、スマート家電のデメリットや注意点をいくつか紹介するので、スマート家電が自身に合っているのか判断してみてください。
スマート家電のデメリットは次のとおりです。
- コストの発生
- 接続や使用に知識が必要
1つずつ解説します。
コストがかかる
スマート家電の導入にコストがかかるのは、大きなデメリットです。
例えば、スマートフォンから遠隔で指示できる掃除ロボットなどは、数万円かかります。多くの方にとって数万円の出費は大きいです。
スマート電球などであれば2,000円台から購入できますが、それでも少なからずコストはかかってしまいます。
ただ、時間の節約や快適さを考えると、コストパフォーマンスがいいと感じる方も多いので、支払うコストの見返りによるメリットが大きいと感じる場合は、お金を払ってでも導入するのがおすすめです。
接続や使用に知識が必要
スマート家電は、スマート家電同士を接続させたりスマートフォンと接続させたりする必要があるので、接続や使用に知識が必要です。
若い方なら少し調べれば簡単に接続・使用できますが、年配の方などには少し難しいでしょう。
例えば、スマートリモコンを使用する際は、スマートリモコンで操作したい家電をスマートリモコンに登録しないと使用できません。
スマート家電の使用には、接続などの知識が必要なデメリットがあると把握しておきましょう。
スマートスピーカーの三大メーカー
スマート家電の中でも、スマートスピーカーの購入を検討する方が多いです。ここでは、そんな方へ向けてスマートスピーカーの三大メーカーをお伝えします。
スマートスピーカーを購入する際は、ここで紹介するメーカーから選べば間違いないです。スマートスピーカーの購入を検討している方は、是非参考にしてください。
スマートスピーカーの三大メーカーは、次のとおりです。
- Apple
- Amazon
1つずつメーカーの特徴や発売されている商品を紹介します。
Apple
Appleは、スマートフォンやPC、イヤホンなどさまざまな商品を販売しているメーカーです。Appleのスマートスピーカーには、Siriが搭載されています。
iPhoneユーザーなどはiPhoneと連携した機能が利用できる場合も多いので、Apple製のスマートスピーカーの購入を検討してみてください。
Homepod mini
Appleから発売されている「Homepod mini」は1つのスピーカーしか搭載していませんが、360度に響き渡るサウンドを再生してくれます。
「Hey Siri」と呼びかけると、Siriを呼び出して音声での再生も可能です。iPhoneと連動して、iPhoneからアラームを流せるので、見当たらないときなどもすぐに見つけられます。
タイマーやアラームなどの基本的にスマートスピーカーに備わっている機能は利用できるので、iPhoneユーザーやApple製品が好きな方の1台目としておすすめです。
Googleは、Androidのスマートフォンに搭載されているAIの「Googleアシスタント」を搭載しています。
検索エンジンを提供しているGoogleらしく検索や情報収集がしやすいので、音声検索を頻繁にしたい方にピッタリなメーカーです。
Home mini
Googleから発売されている「Home mini」は、音声コマンドだけでなくタップにも対応しているスマートスピーカーです。Google Homeの約半分の価格で購入できるコストパフォーマンスの高い商品と言えます。
また、本体がかなりコンパクトで場所を取らないので、自分の好きな場所に置けるのも大きなメリットです。カラーもいくつかあり、どんな場所にもなじむグレーやブラックチャコールなどがあり、大きさ・カラーを考慮しても置き場所に困りません。
Nest Hub
Nest Hubは、7インチのディスプレイを搭載しているので、一見ただのタブレットのように見えますが、スマートスピーカーです。
ディスプレイが搭載されているので、Googleフォトと連動して好きな画像を表示させたり、音声で検索したレシピを表示させたりできます。
また、レーダーセンサーも搭載しているので、タッチだけでなく画面に触れずにジェスチャーだけでスクロールしたり次のページへ進んだりできるので、かなり使いやすいです。
Amazon
Amazonのスマートスピーカーには、「Alexa」というAIが搭載されています。
Amazonのスマートスピーカーには、音声検索などの基本的な音声操作はもちろん、音声だけで買い物ができたり商品の配送を通知してくれたりと、独自の機能が詰まっているので活用の幅が広いです。
Echo Dot
「Echo Dot」は、Amazonが販売しているスマートスピーカーの中でも大人気の商品です。
Echo Dotでは、天気予報や時間の確認などの基本的な操作のほかに、音声でAmazonでのショッピングができます。
モデルによって形状に特徴があり、Echo Dotの第4世代は球体型でEcho Dotの第3世代は平べったい形です。シンプルな見た目と可愛らしい形状なので、部屋に置いておくだけでお洒落なインテリアのような雰囲気が感じられます。
モデルによっては、4,000円台から購入できるものもあるので、「安くて安心できるメーカーで購入したい」このような方におすすめです。
Echo Show
「Echo Show」は、ディスプレイを搭載したスマートスピーカーで、中には10.1インチの大画面ディスプレイを搭載しているモデルもあります。
GoogleのNest Hubとは異なり、高解像度のカメラも搭載しており、ビデオ通話も可能です。
ディスプレイが350度回転するモデルもあるので、家事をしながら動画配信サービスで動画を見たり、料理動画を流しながら料理を作ったりできます。
Alexa、Googleアシスタント、Siriに対応のおすすめスマートリモコン4選
スマートリモコンは、スマートスピーカーと同じく人気が高いスマート家電です。そこでここでは、おすすめのスマートリモコンを4つ紹介します。
それぞれに特徴があり、向いている方が異なるので、スマートリモコンの購入を検討している方は、商品選びの参考にしてください。
LinkJapan eRemote5
LinkJapanのeRemote5は、赤外線リモコンがついた手持ちの家電をアプリで操作できるようになるスマートリモコンです。
GPSとの連動が可能で、「自宅から50m地点に着いたらエアコンをオン」などの細かい設定ができます。また、シーン設定をすると、ワンタッチで照明やエアコンなどの家電を一括でオン・オフにすることも可能です。
アプリも使いやすく、TOP画面から複数の家電を一括で管理できたり、直感的に操作できたりする設計なので、アプリの操作性を求める方にもおすすめできます。
Nature Remo 3
Nature Remo 3は、スマートリモコンの開発を専門に行なっている「Nature」が販売しています。累計30万台以上を販売し、スマートリモコンの中でもかなり人気です。
Nature Remo 3は、自動で家電の赤外線を探してくれるので、選んで登録するだけで登録が完了します。
他のメーカーのスマートリモコンの場合は、登録などが難しく慣れていないと使い始めるまで時間がかかってしまいますが、Nature Remo 3であれば機会が苦手な方でも簡単です。
家電を操作するアプリもシンプルで、家電を表すアイコンが大きく直感的に操作できる見た目になっています。機械が苦手な方も安心して購入してください。
ラトックシステム RS-WFIREX4
ラトックシステムのRS-WFIREX4はSiriに対応しているので、iPhoneユーザーはiPhoneに話しかけるだけで簡単に操作できます。
また、ショートカット機能を利用すれば、ホーム画面からボタンを選んでタップするだけで指示が出せるので、かなり快適です。
家電のリモコンを登録するのが面倒な方や難しい方向けに、主要なメーカーのリモコンデータが750機種以上すでに登録されているので、モデルの中から選択するだけで使い始められます。
手のひらサイズでコンパクトなので、どこに置いても目立たないのは嬉しいポイントです。
エアコンに特化した SENSIBO Sky
SENSIBOのSkyは、エアコンに特化したスマートリモコンです。遠隔で温度を操作したり時間でエアコンの電源をオンにしたりなどの基本的な操作ができます。
設定した温度や湿度に合わせて調整してくれる機能も搭載しているので、いつでも室内が快適な温度のまま過ごすことが可能です。また、GPSと連動したサービスも可能で、帰宅に合わせてエアコンを起動してくれます。
Googleアシスタントだけでなく、AlexaやSiriのショートカットとも同期できるので、AndroidユーザーからiPhoneユーザーまで幅広い方におすすめできます。
おすすめのスマート電球
普通の電球はスイッチを入れたり専用のリモコンを操作しないといけませんが、スマート電球はスマートフォンやスマートスピーカーで電源を入れられるのでかなり楽です。
ここでは、スマート電球の購入を検討している方に向けて、おすすめのスマート電球を紹介します。どのスマート電球を選べばいいのか迷ってしまう方は、是非参考にしてみてください。
先におすすめのスマート電球をお伝えすると、次のとおりです。
- TP-Link Tapo L530E
- +Style スマートLED電球 E26
1つずつ特徴を解説します。
TP-Link Tapo L530E
TP-LinkのTapo L530Eは、1,600万色の中から明るさや光の温度、色をカスタマイズして好みの光を作り出せるスマート電球です。自身でカスタマイズした光の設定は保存できるので、いちいち設定し直す必要がありません。
スケジュールやタイマーなどの基本的な操作にも対応しているので、わざわざ立ち上がって電気を消したりつけたりする動作もなくなります。
多くのスマート家電は、ハブを利用しないと使用できない場合が多いですが、Tapo L530EはWi-Fi経由で直接インターネットに接続できるので、ハブを使用する必要がないのは嬉しいポイントです。
+Style スマートLED電球 E26
+StyleのスマートLED電球 E26は、スマホアプリから照明のオン・オフやタイマー設定、光の色や強さの調節が可能です。
遠隔で外出先からも操作できるので、旅行先などで防犯目的のために夜だけ電気をつけておくなどのシーンに合った活用ができます。
+StyleのスマートLED電球 E26で使われている電球は、一般的な白熱電球と比較して寿命がかなり長いのも特徴です。40,000時間使用できるため頻繁に電球を交換する手間を省き、時間を有効活用できます。
まとめ
今回は、スマート家電の特徴やおすすめの商品を紹介してきました。スマート家電を使うと次のようなメリットがあります。
- 生活の快適化や便利化
- 防災や防犯セキュリティの強化
- 時間の節約
スマート家電は、快適に家電を使用するだけのものと考えている方も多いですが、防災や防犯のセキュリティの強化ができたり、時間の節約ができるなどのメリットもあります。
特に時間が節約できるのは大きなメリットです。
仕事や家事に追われて自分の時間が少ないと感じている方も多いので、そのような方は最初にコストはかかりますが、スマート家電を購入し、時間を確保しましょう。
また、反対にスマート家電には次のようなデメリットもあります。
- コストの発生
- 接続や使用に知識が必要
スマート家電は何かしらの商品を購入しないと機能を体感できないので、最初にコストがかかってしまいます。また、接続などの知識がないと使い始めるまで時間がかかるのもデメリットです。
自分にとってメリットの方が大きいと感じた方は、記事内で紹介したスマート家電を購入し、快適な生活を楽しんでください。
※この情報は、2022年3月時点のものです。
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